最近YouTubeをはじめましてみました。
その中で動画の画面サイズをアスペクト比 4:3の縦長にしてみたという話です。
よくある動画のサイズが横長の16:9というのが一般的だと思うのですが、
私がこのサイズにした理由をご説明します。
結論から言うとポイントが3つあります。
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① 他の作業中でも端に置きやすい縦長に
② 横画面でもバランスのよい4:3に
③ 説明するスペースを広く、人は小さく
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① 他の作業中でも端に置きやすい縦長に
普通に集中して動画を見る分には横長の16:9というのは、とても見やすいサイズだと思います。
なにか動画を見ながら作業をする場合とかに縦長の動画がとても便利だと感じていました。
いろいろなシーンでの表示例を見ながら説明します。
はじめに、「パソコンでのながら作業を想定した場合」です。
これが特に今回重視した点です。
よくある例として、
アプリケーションの操作説明の動画をを見ながら実際に同時に手を動かしたい場合や、
プレゼンなどの動画を見ながらメモを取りたという場合です。
横長動画だと表示面積が狭くなってしまいますが、縦長動画だと端に置いても表示面積が大きく使えます。
これがいろいろな動画を見ていてこういう動画があったらなぁと思っていたポイントでした。
次に、「スマホは縦に持つ場合」です。
スマホは横よりやはり縦に持つ場合のほうが多いと思います。
電車中であったりスタンドに立てたりする場合です。
横長動画だと先ほどと同様に表示面積が狭くなります。
縦長動画だと格段に表示面積は大きくなってとても見やすくなります。
最後に「パソコンの横長の画面で見る場合」です。
そんなときでも黒い背景に馴染むようなデザインにすることで、
縦長動画でも違和感が少ないように見せることができます。
② 横画面でもバランスのよい4:3に
横長のものを縦長にするだけであれば、よくある16:9のまま、縦にするだけでいいのでは
と、思うかもしれませんが、そこを確認していきましょう。
スマホを縦に持っている場合は、
やはり16:9の方が、表示サイズが大きくなります。
しかし、スマホを横にした場合は、表示面積が極端に小さくなってしまうため、
バランスを考えると4:3の比率の方が良いと考えました。
スマホは画面サイズが16:9かそれに近い比率が多いのですが、iPadは4:3になっています。
画面のサイズは、HDのサイズを基準とした1080x1440pxとしています。
上の正方形の部分で動画や画像などで説明する枠になっていて、下の左側でコメントなどの文字を入れます。
③ 説明するスペースを広く、人は小さく
今回この縦長サイズを検討するにあたって、参考になったものを2つ紹介します。
一つ目は、
人と情報の見せ方として、参考になったのが、
韓国の人の方のチャンネルで、画面の上のエリアで大きく説明をしていて、下で人が喋っている
という構図がありました。
よく見るYouTubeだと画面いっぱいに人が表示されていて喋っているのがほとんどだったのですが、これを見た時に情報がメインで見たい場合であれば、喋る人は小さくてもいのかなと思いました。
もう一つは
画面のスペースが横位置の時に少し狭くなってしまうとは思ったのですが、
画面いっぱいに映像を映さなくてもいいかなと思えたヒントになったものです。
最近やっていたゲームで、Mother3というゲームなんですが
ふつうは画面いっぱいに映像が表示されていて、建物に入ると画面がほとんどが黒くて、
一部だけ表示されていました。
これを見た時に、Youtubeの動画でも画面を全部を埋め尽くさなくても十分情報は伝えられると思いました。
また、最近だとダークモードも流行っているので、黒い画面が多いほうが目が疲れにくいし、電池の消耗もしにくいということもあります。
まとめると
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① 他の作業中でも端に置きやすい縦長に
② 横画面でもバランスのよい4:3に
③ 説明するスペースを広く、人は小さく
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もし、この画面サイズに共感できた方は、ぜひぜひ真似してみてください。
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